D12-35
maker MARTIN year 1968 No. 240517
マーチンの中では音量バランスともベストの12弦。ギルドほどシャープではないが倍音がゴージャスに伸びる。イシバシロックサイド
画像をクリックすると拡大画像が表示されます
3Pとはいえ目も深く見事なハカランダ。67年より68年の方がいいハカランダに出会う。   ピックガードは張り替えしている。ネックリセット、ブリッジも交換。この12弦は鳴ります。
マウスオーバーで背面をご覧いただけます
1965年他社よりやや遅れて12弦市場に参入した同社であったが12フレットサイズを利用し音量を稼ぎ、フォークソングブームにも乗ってD12-20とともに成功した。初期のものはソリッドヘッドを持っていたが重量バランス的にアンバランス、後、本器のスロッテッドヘッドに変更された。D35と同様にバックサイドのハカランダの確保に苦労した同社は、3ピースのバックを考案し(18世紀ギターでは6Pのギターもあったが)材質の確保に貢献した。ハカランダ製品2600本弱の1本。