maker |
MARTIN |
year |
1928 |
No. |
36697 |
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弾くのが怖かった戦前物。クラシックギターに近い音がする今年74歳の美人。ジミーロジャースの45と同じ年に製作された25本中の1本。PAL
2004年沖田さんにネックリセット依頼。帰ってきたら倍音バリバリのウルトラギターに、沖田さん自身も2004年でリペアした中で、神保さんの戦前45かこのギターがベストなサウンドと言われていました。弾きやすくなって音も完璧。
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トーカイギターでしか見たことのなかったフラワーポットインレイ。これが本物です。 |
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79年OM45右との比較。戦前の45のトリムは日本産の真珠母貝を使い幅が狭い。エンドピンにもダイアモンドインレイが施される。 |
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煌びやかな縁取りとブリッジピンの大きな装飾。ブリッジは両サイドがピラミッド型でレキュタンギュラー。後のベリーブリッジとはマックヤスダさんによると音質も異なるそう。 |
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ネック接合部。この輝きは戦前の45独特のもの。 |
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本家45のマルチカラーバックストライプ。再生産ものと色合いが違うのは年季のせい?。 |
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ヘッド後ろにマーチンの刻印。0021−'29にも同じものが入っている。 |
>>>00045 4本比較
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45スタイルはマーチンで得られるその時代の最高の材料と装飾を施した最高級ギター。昨年D50というギラギラギターが数本発売されたが、木材の材質は戦前のものは勿論、1970年以前のものの方が上質。1906年最初の豪華絢爛な45が製造され、12フレット接合ものは合計142本、14フレットもの戦前合計123本の貴重品。本器は有名なジミーロジャースの00045と同じ年に製作された25本中の1本で、シリアルNoも近い。00045は1942年製造中止後、1970年まで再生産されなかったものである。45スタイルの音質は、他にない1弦から6弦までの倍音の輝きが特徴で、朗々と鳴る最高の一品で、Dサイズが製造されるまで最大のギターであった。 |
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